【剣盾S21】日輪ブルドヒバンギ【最終最高R2001/最終405位】
【はじめに】
初めまして、バイオレットと申します。剣盾のシーズン21にて、目標にしていたレート2000を達成することができたため、記念と記録として構築記事を残したいと思います。初めての執筆となるので拙い文章になってしまうと思いますが、ぜひ読んでいただけると幸いです。
(以下常体)
【構築経緯】
構築を作るときはいつも初めにドヒドイデから考えているので、今回もこのポケモンを採用するところからスタート。ウオノラゴンに投げることを考え、型はヘドロHBとした。ドヒドイデは黒バドレックスが辛いのでその対策としてHD残飯バンギラスを採用。次にカイオーガ受けとして万能傘HDハピナス、ザシアン受けとしてゴツメHB日食ネクロズマを採用。残り2枠は、ここまででランドロスなどの地面タイプ、ゴリランダー、カプ・レヒレ、悪ウーラオスの暗黒強打などが重いことを考慮しつついくつかの並びを試し、最終的にHBカプ・ブルルとHBバルジーナを採用した。そして、ヒードランが絶望的に無理だったのでハピナスをトリトドンに変更して構築が完成した。
【個体解説】
特性:プリズムアーマー
持ち物:ゴツゴツメット
性格:呑気
実数値&努力値:203(244)-177-194(236)-133-133(28)-87
調整:ザシアンの特化+1インファイト2耐え、余りD
ザシアン、ゼルネアス、カプ・テテフ受け。
禁伝枠。ザシアンに強そうなことから採用した。が、ゴツメ2回と地震ではザシアンが乱数でしか落とせないため、交代際に剣の舞をされて聖なる剣や嚙み砕くで2回殴られるとこちらだけ落とされる危険がある。なので、朝の陽ざしでゴツメに多く触れさせるか裏で削っておく必要がある。インファイトとワイルドボルトは耐久ダウンと反動がそれぞれあるため何とかなる。メテオドライブはゼルネアス、カプ・テテフへの打点として採用し、熱風はナットレイ対策で採用したがゴツメランドロスや静電気サンダーなどに安心して撃てる技としても重宝した。なお、ゼルネアスの+2ムーンフォースを2回耐えないうえ返しのメテオドライブで落とせないので、ザシアン同様立ち回りに気を付けなければいけない。
選出率4位
特性:防塵
持ち物:厚底ブーツ
性格:腕白
実数値&努力値:217(252)-85-172(252)-×-116(4)-100
技構成:イカサマ/叩き落とす/毒々/羽休め
調整:HBぶっぱ、余りD
アーマーガアやエアームドも試したが、ゴリランダーとウーラオスが両方いる構築に対して選出択になりがちだったのでこいつにした。持ち物はステルスロックが痛いので厚底ブーツ。ドヒドイデと並べてウーラオスの相手をすることができる。叩き落とすや毒々を裏に入れるとサイクルが楽になってよかった。バンギラスの砂を防塵で防げるのも良いところ。ただ、構築単位でマンムーに弱かったためそこは考えどころだった。こいつで黒バドレックスの相手はしない。
選出率6位
特性:再生力
持ち物:黒いヘドロ
性格:図太い
実数値&努力値:157(252)-61-223(244)-73-162-57(12) A個体値0
技構成:熱湯/トーチカ/身代わり/自己再生
調整:S無振りの同族+2、余りHB
ウオノラゴン、ミミッキュ、エースバーン受け。その他、味方と並べて不特定多数の相手もする。
かなりの頻度で自分の構築に入っている我が相棒。やはり再生力が強く、様子見や型判別のために一度場に出してすぐに引く動きを多用していた。技構成は、メインウェポンとして3割火傷が強力な熱湯、回復技の自己再生、拘りロック、様子見や型判別、ヘドロの回復、フィールドや砂ターンの調整、定数ダメージの蓄積など幅広い用途で使えるトーチカの3つを確定とし、最後の枠はナットレイの宿木を防ぐことができる身代わりを採用した。これにより、重かったナットレイに対して抗うことができてとてもよかったと思う。ただ、身代わりを張っているからと黒バドレックスなどに突っ張ると積みの起点にされかねない上、身代わりを割られると次のターンに交代読みをされるリスクが高くなるので、そういった対面はすぐに裏のポケモンに引くようにしていた。
選出率1位
特性:グラスメイカー
持ち物:大きな根っこ
性格:呑気
実数値&努力値:177(252)-150-171(164)-105-127(92)-85
調整:H16n+1、カプ・コケコの臆病眼鏡マジカルシャインをグラスフィールドの回復1回込み2耐え、余りB
両ウーラオス、ランドロス、カプ・レヒレ、カバルドン、ラグラージ対策。
ドヒドイデと絡めてウーラオスやカプ・レヒレの相手をする。グラスフィールドや宿木のおかげでサイクルが回しやすくなることが多々あり、また、相手をできる範囲が独特で痒いところに手が届いていたのでとても強く感じた。今まで体力管理がシビアだと思い敬遠して使ってこなかったが、それが気にならないほどに活躍してくれた。技構成はテンプレなので特に書くことはない。特殊耐久の調整が活きたと感じたことはほとんどなかったが、特殊技を受けることも多かったのでこの調整で使い続けた。持ち物は特に持たせたいものがなかったのと、ウッドホーンと宿木の回復が増えてHP管理がしやすかったので大きな根っこにした。
選出率2位
特性:砂起こし
持ち物:食べ残し
性格:生意気
実数値&努力値:207(252)-154-131(4)-115-167(252)-69 S個体値23
技構成:ロックブラスト/バークアウト/守る/眠る
調整:HDぶっぱ、余りB、無振りラッキー抜かれ
黒バドレックス、ムゲンダイナ、サンダー、イベルタル対策。
技スぺが足りない子。ステルスロックや地震、れいとうビーム、イカサマなども採用したかったが、切れる技がなかったので断念した。サンダー、イベルタル、ウルガモスなどに撃つロックブラスト、黒バドレックス対策のバークアウト、ドヒドイデの紹介でも書いたように様々な使い方ができる守る、状態異常の回復やTODに使う眠るの4つを採用。バークアウトは黒バドレックスに撃つだけでなく、特殊ポケモンの火力を削いで負担を軽減するのにも使えた。イベルタルにはとんぼ返りをよく撃たれたので、ドヒドイデと合わせてその対処をした。砂を撒いて味方の邪魔をするくせに、味方が撒いたグラスフィールドは有効活用する自分勝手な奴。でも憎めない。
選出率3位
特性:呼び水
持ち物:オボンの実
性格:穏やか
実数値&努力値:218(252)-79-89(4)-112-147(252)-59 A個体値0
技構成:熱湯/大地の力/ど忘れ/自己再生
調整:HDぶっぱ、余りB
ハピナスと比べると、カイオーガと一緒に居ることが多いサンダーに対する受けが不安定だが、ヒードランが重すぎたためトリトドンを採用した。ただ、ヒードランに対してもそこまで安定しているわけではないので注意が必要。サンダーとヒードランに少しでも安定して投げられるようにオボンの実を持たせた。技構成は3割火傷を押し付けられる熱湯、ヒードランやジバコイルに撃つ大地の力、サンダーやカイオーガの前で積むことで要塞化できるど忘れ、回復技の自己再生。熱湯の枠は、裏のゴリランダーなどに撃て、追加効果の毒が強力なヘドロ爆弾でもよかったかもしれないが、テッカグヤに何もできなくなるのが怖かったので熱湯のままで使い続けた。
選出率5位
【結果】
TNバイオレット
48勝10敗
最高最終レート2001
最終順位405位
勝率を見るとどれだけ上振れていたかが分かる。
【振り返り・反省】
選出を決めていると、自然にブルドヒバンギの選出になることが多かった。この三体はお互いの弱点をそれぞれがカバーしあっている感じがしてとても楽しく、強い並びだと思う。
今回の構築はムゲンダイナやテッカグヤをはじめとしたポケモンによるTOD、受け回しミラーによるTODに強いものではなく、そこは改善が必要だったと思った。
あと、マンムーがきつすぎてこいつに2000チャレ一回落とされた。構築の全員が氷柱、地震、フリドラのいずれかで弱点を突かれる。ブルルを対面させてウッドホーンを打つか、ドヒドイデで突っ張って焼くしかない。とか思っていたのだが、今計算したらマンムーの特化地震でもネクロズマが乱数で2耐えするらしい。まじか。ブルルと絡めたらワンチャン行けるじゃん。
レートを2000に乗せて、それが嬉しくてすぐに潜るのをやめ撤退したので、構築や立ち回りををもっと煮詰めることができなかった。そこが今回の一番の反省点かもしれない。
【おわりに】
上位の方々からすれば、この記事に書かれていることは大した結果や構築ではないかもしれませんが、個人的にはレート2000に乗ったことと、3桁前半の順位で終えたことはどちらも初めてだったので今シーズンの結果には満足しています。次回以降のシーズンはどのような構築を使うかなどは未定ですが、いつかまた今回を超える結果を残すことが出来ればと思っています。
拙い記事ではありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。